不動産投資で成功するために注意すべきこと
不動産投資で失敗してしまうパターンは大きく分けて以下の2つです。
- 目的や目標に沿った計画を立てることができていない
- 条件の良い物件を手にすることができていない
これらの失敗を犯さないために注意すべきことはシンプルです。
- 不動産投資の目的や目標を決め、それに沿った計画を事前に立てる
- 条件の良い物件のポイントを押さえてから物件を探し始める
ここからは、2つのべきことについて少し具体的に見ていきましょう。
不動産投資の目的・目標に沿った計画立て
不動産投資の初心者は、目標や計画を立てていないために、「なんとなく新築の投資物件に手を出して価値が目減りして利益が出なくなってしまう」などの失敗をしてしまいがちです。
下記のように簡単で良いので、あらかじめ不動産投資の目的・目標を決めて、それに沿った計画を立てることで、「なんとなく投資」による失敗を防ぎましょう。
不動産投資の目的・目標を決める
まずは、ざっくりで良いので、目的と目標を定めてみましょう。この際に、いつまでにどのくらい儲けたいかを明示することが重要です。
「10年後までに月30万円の家賃収入を得たい」というようにゴールを明確に決めることで、具体的な計画を立てられるようになります。
目的・目標に沿った計画を事前に立てる
次に、目的や目標に沿った具体的な計画を立ててみましょう。計画を立てる際のポイントは、下記になります。
- 物件価格と家賃収入はいくらを想定するか
- 例:購入金額は2000万円、月額10万円の家賃収入を目指す
- 自己資金をどれだけつぎ込み、いくら借り入れるのか
- 例:現在つぎ込める自己資金は200万円
- 例:2000万円の物件を購入するために1800万円の借入を行う
- 借り入れしたお金をどう返済していくか
- 例:家賃収入を利用して月10万円ずつ返済し、15年での完済を目指す
- 購入した物件をいつまで持ち続けるか(購入した物件をいつ売るか)
- 例:購入物件は20年間保有し、購入金額の6割の額で売却する
初めて具体的な計画を立てる時は、ローンの金利や固定資産税などは一旦無視して大丈夫です。ここでは、あくまでも計画を立てることで大まかな投資のイメージをつけることが目的です。
他のページで様々な細かい知識を覚えていってもらうので、ある程度知識が頭に入ったところで目標と計画をアップデートしてみてください。
その頃には、あなたも立派な不動産投資家と言えるだけの知識を身につけているといって良いでしょう。
条件が良い物件の共通点
しっかりとした計画があっても、良い物件を手にすることができなければ意味がありません。条件の良い物件を手にするポイントを押さえてから物件を探し始めることが大切です。
では、良い物件とはどのような物件なのか、サクッとみていきましょう。
借り手のつきやすい条件とは?
不動産投資のもっとも重要な儲けの一つである家賃収入は、購入した物件に借り手がつかないと手に入りません。そのためには家探しをしている人が住みたくなるポイントを押さえておくことが重要になります。
抑えておくべきポイントは、入居者が住みたくなるかどうかという観点で考えると簡単です。あなたが賃貸物件を探す場合、重視する条件はなんでしょうか?
一般的によく気にされる条件は、下記のような条件です。
- エリア(街の雰囲気など)
- 駅までの距離(通勤・通学の利便性)
- 部屋の間取り
- 部屋の向き(日当たりがよいか)
- オートロックの有無(防犯性は優れているか)
入居率が圧倒的に高まる条件については、こちらのページで解説しています。ぜひ、確かめて入居率を高く保てるコツをつかんでください。
目指すべき利回りとは?
また、家賃収入が不動産の購入金額に対してどれくらいかを示す「利回り」についても意識しておく必要があります。一般的に目指すべき利回りは、「実質利回り」で4〜6%と言われています。
利回りについての詳細と注意すべき点については、こちらのページで解説しています。ぜひ、確かめて本当の意味で利回りの良い物件を手にしてください。
今回のまとめ
ここまで、抑えておくべきポイントについて簡単にお伝えしてきました。最後に振り返りをしておきましょう。
★押さえておくべきポイント★
- 不動産投資の目的・目標を決め、それに沿った計画を事前に立てる
- いつまでにどういう状態になりたいか決める
- 1物件あたりの資金計画をどうするか決める
- 条件の良い物件を手にするポイントを押さえてから物件を探し始める
- 借り手のつきやすい条件を抑える
- 実質利回りが4〜6%となることを目指す
不動産投資についての基礎中の基礎は、ある程度抑えられたかと思います。他のページもくまなくチェックして、着実にレベルアップしていきましょう。