新宿区（四谷・神楽坂・高田馬場・早稲田など）で不動産投資向きのエリアとは？

最近、様々なご縁があって将来を見越して不動産投資を行いたいと相談を受けることが多くなってきました。その相談の中で最も多い質問が「どのエリアが不動産投資に向いているか」というものです。

そこで本サイトでは、首都圏を中心にそれぞれの地域ごとに、どのエリアが不動産投資に向いているのかという観点で解説をしています。

これまでにも私が投資物件の購入を行なったり、検討したことのある「練馬」や「荻窪」、「池袋」などについては記載したことがありますが、今回は東京都の「新宿区」のエリアについて解説していきます。

新宿区にはどんな街があるか？

新宿には、新宿駅付近を中心とした「新宿」や、オフィスが多く立ち並ぶ「四谷」、観光や祭りの街として知られる「神楽坂」、早稲田大学でその名を轟かせている「早稲田」など、バライティーに富んだエリアが存在しています。

毎日のテレビやインターネットといったメディアの中で名前を聞かないことはないといっても過言ではない、日本の中心地といっても良い地域でしょう。

新宿区で不動産投資に向いているエリアは？

新宿といえば、先述したようなきらびやかな街のイメージが強いですが、そんな地域に不動産投資向きのエリアなどあるのでしょうか？

その答えは、YESです。

実は、新宿区に属するほとんどのエリアは不動産投資向きの街と言えるのです。それでは、新宿区に属する街の中で不動産投資に向いているエリアをみていきましょう。

新宿は不動産投資に向いている？賃貸需要や家賃相場は？

新宿は、1日の利用者が鉄道の駅としては世界1位である新宿駅や誰もが知る日本最大の歓楽街である歌舞伎町など中心とした街です。

見渡す限り、オフィスビルや飲食店、ホテルなどが所狭しと並んでいて、常に多くの人が行き交っています。また、夜間でも多くの人が訪れるエリアとなっており、あまり人が住んでいるイメージはないかもしれません。

しかし、新宿エリアには意外とワンルームタイプのマンションが多く、居住している人口も多く非常に賃貸需要の高いエリアと言えます。

その理由はなんといっても利便性の高さです。あらゆるものが徒歩圏内で手に入り、どこへ出かけるにしても新宿駅というターミナルステーションを使えるという立地は日本中探しても数えるほどしかありません。

新宿エリアの家賃相場は、下記のようになっています。

間取り	家賃相場
ワンルーム	9.79万円
1K	10.91万円
1DK	14.47万円
1LDK	20.18万円

ワンルームや1Kでも10万円付近の家賃相場というのは、投資する側にとっては非常に魅力的な数字です。また、エリアの特性上、物件の価値が大きく値崩れすることも少なく、一度は物件を持ってみたいエリアだといえます。

四谷は不動産投資に向いている？賃貸需要や家賃相場は？

四谷は、赤坂御所や新宿御苑に隣接する都心ながら非常に緑が多いエリアで、丸ノ内線やJRの中央線などが通っている交通の便も抜群のオフィス街です。

また、警察が出動するような事件はほとんど起きない非常に治安が良いエリアとしても知られています。

ワンルームなど不動産投資に向いている物件はあまり多くありませんが、運が良ければお手頃な投資物件を手に入れることができるかもしれません。

四谷の家賃相場は、下記のようになっています。

間取り	家賃相場
ワンルーム	11.67万円
1K	11.81万円
1DK	13.86万円
1LDK	24.89万円

四谷ではなんと、ワンルームや1Kの家賃が新宿エリアよりも高くなっています。

一度、物件を手に入れることができれば、安定した家賃収入を得ることができる可能性が高いと言える魅力的なエリアであることに違いありません。

神楽坂は不動産投資に向いている？賃貸需要や家賃相場は？

神楽坂は、伝統と趣のある非常に個性的な街の一つです。私の知人も多く住んでいますが、買い物や移動に困らないとても住みやすい街だと非常に満足度の高い意見をよく耳にします。

土日になると近所を散歩して巡るだけでも楽しめる街で、毎月のように商店街では催し物が開催されます。

賃貸物件の数も意外と多く、家賃相場も魅力的なので、初めて物件を持つには良い街かもしれません。

神楽坂の家賃相場は、下記のようになっています。

間取り	家賃相場
ワンルーム	10.93万円
1K	10.90万円
1DK	14.47万円
1LDK	20.18万円

神楽坂の家賃相場も新宿エリアと同レベルの高さを誇っており、ワンルームや1Kの家賃相場は10万円を超えています。

物件数も案外多いので、根気よく探せばお手頃な物件を手に入れることもできる可能性もあります。

高田馬場は不動産投資に向いている？賃貸需要や家賃相場は？

高田馬場は、言わずと知れたJR山手線の高田馬場駅を中心としたエリアです。早稲田大学からも近いため、週末の夜には駅前を中心に賑やかになります。

また、早稲田とともに学生が多く住む街でもあり、駅周辺にはコスパの良い飲食店やスーパーなども多く、大変優れた立地となっています。そのため賃貸需要は非常に大きく、空室率も低く抑えられることが期待できます。

高田馬場の家賃相場は、下記のようになっています。

間取り	家賃相場
ワンルーム	7.79万円
1K	11.28万円
1DK	13.53万円
1LDK	21.34万円

学生街であるため新宿区内の他のエリアと比べると、ワンルームの相場が少し低いように感じてしまうかもしれません。

しかしながら、先にも記載したように大変賃貸需要は大きいため、継続的に家賃収入を得られる可能性が高いエリアといえるでしょう。

早稲田は不動産投資に向いている？賃貸需要や家賃相場は？

早稲田は、あの早稲田大学のお膝元となるエリアで、大変多くの学生が生活しています。

このエリアも高田馬場と同様にコスパの高い飲食店や店舗が軒を連ねていることもあり、学生からの人気が大変高い街です。

早稲田辺りの賃貸物件は非常に人気なので、空室が続くことはほとんどありません。

早稲田の家賃相場は、下記のようになっています。

間取り	家賃相場
ワンルーム	7.58万円
1K	8.80万円

早稲田の家賃相場も高田馬場と同様に、ワンルームなどの家賃相場は新宿などのエリアと比較すると低めとなっています。

しかしながら、早稲田エリアは学生が多いことを念頭に街の開発が進んできたので、ワンルームマンションや1Kなどの投資物件が非常に多いという特徴があります。

よって、お手頃な物件を手に入れるチャンスもそれだけ大きいと言えるでしょう。

中井は不動産投資の穴場エリア

ここで、新宿区内においては今まで記載してきたエリアほどのネームバリューはありませんが、新宿区の中で不動産投資に向いている非常に注目の穴場エリアをご紹介します。

その注目のエリアとは、「中井」です。

中井というエリアは、新宿よりも西側に位置しており、中野区に隣接しています。中井がなぜ不動産投資の穴場なのか？その理由は、お手頃な物件が数多くあるという点にあります。

家賃相場こそ、新宿区内の他エリアと比較すると若干低く見えてしまいますが、他のエリアではなかなかお目にかかれない1000万円程度の物件も多く目にすることができます。

不動産投資初心者の人は、どうしても何千万円もするような物件に手を出すのは大きな勇気が必要となってしまうかと思いますが、中井だと手を出しやすい価格帯の投資物件に出会うことも難しくありません。

また、新宿からも電車で10分程度であるため、利便性がよく、賃貸需要も大きいと言えます。

ここまで説明してきた「家賃相場」と「物件価格」、「賃貸需要」という観点をまとめると下記のようになります。

これらを総合して考えると、非常にコスパの良いエリアであるということに気がついてもらえるでしょう。

ちなみに中井の家賃相場は、下記のようになっています。

間取り	家賃相場
ワンルーム	6.80万円
1K	8.78万円
1DK	10.57万円
1LDK	14.26万円

新宿以外の他のエリアと比較してみてもらうとわかると思うのですが、決して低いというレベルではありません。これで物件価格がお手頃なのであれば、まさに魅力的な投資物件であると言えるでしょう。

まとめ

ここまで述べてきたように、新宿区には非常に魅力的なエリアが数多くあります。

もちろん、他の地域に比べると少し価格の高い物件も多いですが、掘り出し物を見つければ、非常に効率よく安定した家賃収入を得ることもできます。

また、新宿区には値崩れするエリアがほとんどないので、新宿区の物件は将来に向けての保険ともいうことができるでしょう。