中小企業診断士を副業にするためには?その魅力や収入についても徹底解説

副業

ここ数年で、本業とは別に副業を行う人が急激に増えています。比較的自由度が高いベンチャー企業だけではなく、大企業でも社員の副業を認める会社が増えてきています。

しかし、いざ副業を始めてみるにあたって、「どんな仕事が副業に向いているの?」「効率の良い副業は何?」といった悩みや疑問を抱える人は少なくありません。

本サイトでは、これまでにもおすすめの副業をいくつか紹介してきましたが、今回は将来の転職や起業にも役立つ副業である中小企業診断士の魅力や、気になる収入についてを解説していきます。

中小企業診断士とは?

中小企業診断士にはどういった仕事があるのでしょうか?

中小企業診断士は、経営のスペシャリストとして、企業に対し助言や提案を行う職業です。つまり、企業への経営コンサルティングを行うプロということになります。

近年では、中小企業診断士の活動の幅は徐々に広がってきており、下記のような業務も行なっています。

  • 中小企業における経営戦略のアドバイスをする
  • 企業の補助金や助成金申請のサポートを行う
  • 予備校や専門学校、セミナー等で講師として活動する

これらの業務でも、副業で中小企業診断士として活動する場合には、「企業の補助金・助成金申請のサポート業務」や「予備校や専門学校、セミナー等での講師業務」が主になります。

副業としての中小企業診断士の魅力は?

中小企業診断士を副業にする魅力とは?

中小企業診断士を副業とするいちばんの魅力は、将来の転職や起業に非常に役立つという点です。

この仕事に必要なスキルの多くは、企業の経営に関する知識となります。そのため、キャリアアップをめざした転職を考えている人や将来的に起業しようと考えている人にはぴったりの副業です。

物件タロー
物件タロー

実際に、起業して会社経営を行う私の知人にも、中小企業診断士の資格を持っている人がいます。

また、中小企業診断士の資格を持っているだけで、資格手当が支給される会社もあり、本業の収入アップにつながる可能性もあります。

プラスアルファの副業収入を得ながら、将来的なキャリアアップも期待できる中小企業診断士は、会社員にとって非常に有意義な副業であると言えるでしょう。

副業としての中小企業診断士の収入は?

中小企業診断士の気になる収入は?

中小企業診断士としての仕事は、案件によって異なります。例えば、補助金の申請代行の場合、1件あたり報酬相場は5,000円~10,000円となっています。

また、実務経験を積むと、高単価の案件依頼も多くなっていくので、相場の数倍の報酬を受け取れる案件を請け負うことも可能となります。

実際に、クラウドソーシングサイトで中小企業診断士向けの案件を検索してみると、以下のようなものが掲載されていました。

案件名報酬額
イベントの企画書作成代行(4000~8000字)文字単価1.2円~2.5円
市町村の助成金申請作成代行5,000~10,000円
中小企業診断士の診断書作成5,000~10,000円
経営者向けの記事作成12,000円~

他にも、資格取得のために通った予備校で講師業をあっせんしてもらうという選択肢などもあります。近年では、オンライン授業を行う予備校や専門学校なども多いので、これらの仕事のハードルも低くなっています。

ここまで記載してきた通り、この資格を生かして副業を行うと、非常に効率よく稼ぐことが可能です。中小企業診断士としての副業では、年収100万円を超えることも夢ではありません。

物件タロー
物件タロー

副業での収入が年20万円以上の場合は、会社員の方でも確定申告を行う必要あります。年度末には忘れないように、実施しましょう。

中小企業診断士になるためには?

中小企業診断士の資格取得には1000時間程度の勉強が必要と言われています

ここまで、中小企業診断士を副業にする魅力や収入について、詳しく解説してきました。

では、実際に中小企業診断士として副業を始めるためには、どういったプロセスが必要になるのでしょうか?

まず、企業経営やコンサルティングに関する基本的な知識を問う試験として一次試験を突破する必要があります。試験は、マークシート形式の選択問題で、全7科目・2日程となっています。

一次試験に合格すると、筆記と口述形式の二次試験が実施されます。二次試験も突破することができれば、実務講習を経て、晴れて中小企業診断士として登録されます。

<中小企業診断士になるプロセス>

  1. マークシート形式の一次試験
  2. 筆記形式と口述形式の二次試験
  3. 実務講習
  4. 中小企業診断士として登録

中小企業診断士試験は一次試験、二次試験ともに合格率は20%前後と言われており、その難易度が非常に高いと言えるでしょう。

働きながら独学で合格することも不可能ではありませんが、試験範囲も未経験では難しい部分も多いので、通信講座や予備校、専門学校などを活用するのが得策と言えるでしょう。

物件タロー
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通信講座の中には、スマホに特化したものもあるので、まとまった時間が取りづらい人も、スキマ時間を活用して学習することが可能です。

最後に

副業から得られるものは収入だけではありません

中小企業診断士に関わらず、働きながら資格を取得することは、決して簡単なことではありません。

しかし、中小企業診断士は、非常に安定した副業収入を得ることができるうえに、将来のステップアップやキャリアアップにも直結する非常に魅力的な副業と言えます。

中小企業診断士を副業とすることで、ハイレベルで安定した副業収入と自分自身のレベルアップを目指してみてはいかがでしょうか。

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